近年、社会経済のグローバル化やIT化等の技術革新等の社会の変容により勤労者の生活環境や職場環境が大きく様変わりし、企業等で働く勤労者は心身ともに大きなストレスを受けています。
平成24年度における一般健康診断の有所見率は52.7%と高水準の傾向を示しており、これらの生活習慣病を放置しておくと心筋梗塞、脳梗塞などの重篤な病気を引き起こすリスクが高まります。
心筋梗塞、脳梗塞にはその危険因子として高血圧・脂質代謝異常・糖尿病等の生活習慣病があり、近年これらの生活習慣病が増大し死因の6割を占めるまでに至っております。これらを予防するには、若い世代からの生活習慣の改善により生活習慣病の発症や重症化を予防する
ことも重要です。
当センターは国からの委託により、勤労者の方々に心身の健康を予防の面から確保し勤労者の方々が将来にわたって健康な生活を維持できるよう、これら疾病の発症予防と進展阻止を目的に平成14年4月に設立されました。
平成26年4月にこれまで行ってきた予防医療活動に加え、新たに治療と就労の両立支援の取組を開始するため、「勤労者予防センター」を「治療就労両立支援センター」に改称し活動をしています。
新たな取組みの治療就労両立支援の活動は、脳卒中(リハビリ)がんなどに罹患された方ご本人やご家族からの相談を両立支援コーディネーターが受けて円滑な職場復帰や治療を受けながら働けるように、支援を行っています。
引き続き皆様のご利用をお待ちしています。
|